巨人・坂本 流れ変えた16年球児撃ち以来の代打弾 勝負手ハマった中田翔に惜別の一発「スゴくいい本塁打に」

 「巨人6-5阪神」(15日、東京ドーム)

 劣勢の流れをひと振りで変えた。4点を追う六回2死一、三塁で、巨人・坂本勇人内野手が代打で登場。フルカウントから阪神先発・伊藤将の内角カットボールを一閃(いっせん)。打球が左翼席へ消えた。

 阿部監督が「(流れを)変えてほしいと、早い段階で(送った)」という勝負手がハマり、坂本が2016年9月8日・阪神戦(甲子園)で藤川球児から放って以来の代打本塁打。この一打から2点を追う七回は代打・中山が右翼への3号2ランで同点。続く八回は無死一塁から坂本が左前打でつなぎ、1死二、三塁としてキャベッジの中犠飛で決勝点を奪った。

 巨人や日本代表で同僚だった中日・中田翔が引退を発表。盟友への惜別の一発となった。「チームも勝ったし、結果的にスゴくいい本塁打になった」と坂本。「もう勝つしかない」という阪神戦で劇的勝利を演出した。

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