開星・野々村監督73歳 教え子に「あっぱれ」“野々村節”貫く 広陵問題SNSでの誹謗中傷に言及「名を名乗れ!」

 「全国高校野球選手権・2回戦、仙台育英6-2開星」(14日、甲子園球場)

 今大会最年長の老将は“野々村節”を貫き、聖地を後にした。開星・野々村直通監督(73)は先制点を奪うなど勝機を見いだすも強豪・仙台育英相手に敗戦。それでも「あっぱれですね」と健闘した教え子をたたえた。

 去り際には不適切事案で2回戦を辞退した広陵の問題に持論を展開。自チームを例に挙げ「うちは上級生、下級生はないし、礼儀だけはするけどみんな平等。下手くそをばかにするとか絶対にやっちゃいけない。人間性ですよ。それを実現してくれたチーム」とナインを誇った。

 問題の一つとなったSNSでの誹謗(ひぼう)中傷にも言及。「陰からものをいうのはひきょう。名を名乗れ!『我こそは出雲の国の野々村であるぞ。いざ尋常に』と。本当に批判するなら出てこい」。匿名を盾に非難を浴びせる人々にも強くもの申した。

 73歳ながらも歯に衣(きぬ)着せぬ物言いは衰えず、指揮官としてさらなる成長を求める。23年に須江航監督(42)が島根県で講師を務めた講習会ではノートを大量にめくってびっしりメモしていたという。その貪欲な姿勢に「本当にすごい量。何枚書いてんだってくらい」と年下の名将も敬意を表した。

 「応援してもらえるいい学生を作ろう」とこれからも監督として野球に携わることを明言した野々村監督。再び聖地に帰還し、“野々村節”でまた多くの高校野球ファンをうならせる。

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