横浜のエース・奥村頼人が夏の甲子園初登板 前日は京都国際-健大高崎に熱視線
「全国高校野球選手権・2回戦、横浜5-1綾羽」(14日、甲子園球場)
横浜のエース、最速146キロ左腕・奥村頼人投手(3年)が夏の甲子園に初登板した。九回2死に左翼からマウンドへ。打者1人に対し「真っすぐで押そうと決めていた」と全球直球で中飛に打ち取り試合を締めた。
今春センバツ後に左太ももの肉離れを負ったが「今は全く関係ない」と万全を強調。「甲子園は独特のものがあるので、きょう投げられたのは安心」と振り返った。
村田監督は「打撃も調子良いので(先発と)両方やらせたくなかった。七回からの予定だったが、(織田がつくった)流れを切らさないため」と起用について明かした。
左腕は前日13日に、宿舎の駒橋優樹捕手(3年)の部屋を訪れ、織田翔希投手(2年)も含めた3人で京都国際-健大高崎を中継でチェックしたという。史上初めて前年の春夏優勝校が初戦で激突し、昨夏覇者の京都国際が勝利。「両方のチームに知り合いもいて、抽せん会で決まった時から自分も野球ファンとして楽しみにしていた。自分たちは健大高崎を攻略してきた(昨秋関東大会決勝と今春センバツ準決勝で勝利)ので、京都国際はどうするんだろうと見ていました」と注目の一戦を見届けた。





