京都国際 1番・長谷川「遅いくらいだった」功を奏した最速158キロ“石垣対策” 小牧監督“捨て身”の采配で格上撃破

 「全国高校野球選手権・2回戦、京都国際6-3健大高崎」(13日、甲子園球場)

 2回戦3試合が行われ、昨夏王者の京都国際が昨春王者の健大高崎(群馬)を6-3で下し、史上初の初戦での前年度春夏優勝校対決を制した。

 “石垣対策”が功を奏した。京都国際打線が健大高崎の好投手陣相手に10安打6得点。小牧憲継監督(42)は「負けたくないという選手の気持ちが相手を上回った」とたたえた。

 健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元を打つべく、練習ではホームベースを3メートル前に置いてマウンドから全力投球する投手を打ち込んだ。相手先発は左腕・下重だったが効果を発揮。2安打を放った1番・長谷川颯外野手(3年)は「遅いくらいだった」と速球対策に慣れた目を駆使して快音を鳴らした。

 指揮官の積極的な采配も勝因の一つ。初回1死一塁からエンドランを仕掛けて好機をつくりスクイズで先制。足を使って健大高崎バッテリーにプレッシャーをかけ続けた。「個の能力では勝負できないので。無理やり動かしていかないと」。序盤の“捨て身”の攻撃で流れをつかみ、格上相手から勝利をつかんだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス