巨人 田中将大が悪送球した門脇誠にかけた意外な言葉とは 五回終了時のベンチ前で

 「巨人3-4中日」(13日、東京ドーム)

 今季2勝目へ向けて快調にイニングを刻んできた巨人・田中将大投手だったが、勝利投手の権利がかかる五回に味方の守備が乱れて同点とされ、日米通算199勝目をつかむことはできなかった。

 五回1死一塁で、中日・山本を併殺コースの二ゴロに仕留めた。だが、二塁・門脇の遊撃・泉口への送球が左翼方向にそれる間に一塁走者が生還。続く上林には右越えの適時二塁打を浴びて1点差。さらに2死二塁からはボスラーに同点の中前適時打を浴びてしまった。

 田中将は「ゲームを通していい守りに本当に助けられていたので、1点を失った後、なんとかカバーして抑えたかったっていう思いが強かったですし、リードしたまま降りないといけないなという風に思っていたので、後続のピッチャーに負担をかけて申し訳ないなという気持ちですね」と踏ん張りきれなかった自らを責めた。

 結果的に5回3失点(自責点0)で降板となった五回終了後には、ベンチの前で門脇に「ごめん」と声をかけていた。ミスをしたのは後輩だったが、それまでに何度も好守備で投げやすい状況を整えていてくれた。野手がミスした時にいかに踏ん張れるかが投手の役目。その仕事を果たせなかった自責の念が「ごめん」という言葉になって口を突いた。

 日米通算200勝には、勝利投手の権利を持って降板しながら後続の乱調で白星が消えた前回登板に続いてまたも足踏みとなったが、「そんな簡単じゃないのは分かってるんで。それをずっと積み重ねてきてるんで。そこの難しさは分かってるつもりなんで。今日みたいなところで言えば、ミスが出た後でもリードして降りないといけなかった」と最後まで自らを責め続けた。

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