巨人 守乱で逆転負け 阿部監督は会見場に現れず 門脇が痛恨の悪送球 田中将の日米通算199勝目が消える

 「巨人3-4中日」(13日、東京ドーム)

 巨人が先発・田中将が粘りの投球も痛い逆転負けで、貯金が無くなり再び勝率5割となった。

 田中将は序盤から走者を背負う投球。それでも初回2死二塁では4番・細川を147キロの内角直球で見逃し三振、三回2死一、二塁では細川の三塁線を襲う強烈なゴロを三塁・リチャードが好捕。内野安打となるが、2死満塁となって続くボスラーをスプリットで一塁ゴロに仕留め、得点を許さない。

 打線は初回に中日先発・柳を捉え、丸が自身通算14本目の先頭打者本塁打を放ち先制すると、無死満塁から岸田の中犠飛で2点目。さらに1死一、二塁で中山が左翼線への適時二塁打を放ち、早々に3点の援護点を挙げた。

 だが、田中将の勝利投手の権利がかかる五回だ。1死一塁から山本を二塁ゴロに仕留めるが、門脇が二塁へ悪送球。ボールがファウルグラウンドを転々とする間に一走・岡林が生還した。

 さらに1死二塁で上林に右翼フェンス直撃の適時二塁打、2死後にボスラーに中前適時打を浴びて同点に。田中将は5回7安打3失点(自責0)で降板。5回2/3を2失点だった7日・ヤクルト戦(東京ド)に続き、味方失策からの失点が響き、2戦連続で目前の白星がつかめなかった。

 試合は六回から登板の2番手・菊地が、先頭のチェイビスに左翼席への特大弾を打たれて勝ち越しを許すと、打線も二回以降は得点を奪えず、悔いの残る敗戦となった。

 阿部監督は試合後恒例の監督会見には姿を現さず、球団広報を通じて「金曜日の試合から、また切り替えてやっていきます」とコメントした。

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