「全国高校野球選手権・２回戦、創成館１－０神村学園」（１３日、甲子園球場）

　大会第８日が行われ、全４９校が出場した。

　これまでの全２５試合の中で、活躍が目立つのが九州勢だ。開幕戦で小松大谷（石川）を下した創成館は、この日の神村学園戦でも相手打線を２安打無得点に抑える完封勝利を挙げるなど早くも２勝目。沖縄尚学（沖縄）も２年生左腕・末吉が金足農（秋田）を３安打無得点に封じる完封勝利。日本ハム・新庄監督の母校、西日本短大付（福岡）も弘前学院聖愛（青森）を延長十回タイブレークで下すなど、８校中６校が勝利を手にした。中国地区も４勝１敗と好調だ。

　一方、北海道勢の旭川志峯（北北海道）は広陵（広島）に１－３で敗れ、北海（南北海道）も東海大熊本星翔（熊本）に７－１０で敗れ、２校とも初戦で姿を消した。北信越勢も小松大谷が創成館に、敦賀気比（福井）が春の王者・横浜（神奈川）に０－５で敗れ、初出場の未来富山（富山）は高川学園（山口）に逆転負けし、松商学園（長野）は岡山学芸館（岡山）に完封負け、中越（新潟）も関東第一（東東京）に逆転負けを喫するなど、全５校が初戦敗退となった。

　各地区の初戦勝敗は以下の通り。

　北海道　０勝２敗（●旭川志峯、北海）

　東北　　２勝４敗（〇仙台育英、花巻東●金足農、弘前学院聖愛、日大山形、聖光学院）

　関東　　４勝５敗（〇横浜、日大三、山梨学院、関東第一●叡明、明秀日立、市船橋、青藍泰斗、健大高崎）

　北信越　０勝５敗（●小松大谷、敦賀気比、未来富山、松商学園、中越）

　東海　　３勝１敗（〇津田学園、聖隷クリストファー、県岐阜商●豊橋中央）

　近畿　　３勝３敗（〇東洋大姫路、綾羽、京都国際●天理、智弁和歌山、東大阪大柏原）

　中国　　４勝１敗（〇開星、広陵、高川学園、岡山学芸館●鳥取城北）

　四国　　２勝２敗（〇鳴門、尽誠学園●済美、高知中央）

　九州　　６勝２敗（〇創成館、沖縄尚学、西日本短大付、佐賀北、明豊、東海大熊本星翔●宮崎商、神村学園）※創成館は２勝