広陵の辞退に朝日新聞社長は騒動を謝罪「大変残念」高校野球イメージ低下の懸念に言及「確かにある」
広陵(広島)が甲子園の出場辞退を発表したことを受け、大会会長の角田克朝日新聞社社長と副会長の宝馨・日本高野連会長が会見した。
角田社長は申し入れを受理したことを報告し、「このような事態となったことは大変残念。学校の判断を受け入れさせていだたく。選手をはじめ、大会に関わる全ての皆さん、ファンの皆様に心配をおかけしていることを深くおわびしたい」と謝罪した。
続けて、「連日熱戦が続いており大会は中盤に差し掛かっている。今後も温かい目で選手たちを応援していただきますようよろしくお願い致します」と語った上で、「SNS上で個人を特定したり誹謗中傷が繰り返されることは謹んでいただきたい」とも要望した。
また、一連の騒動で高校野球のイメージ低下も懸念される。角田社長は「仰る通り確かにある」とし、「多くの高校野球を一生懸命やっている全国の皆さん、選手権大会で頂点目指して頑張っている皆さん。多くの皆様はこういったこととほぼ無縁であると確信している。高校野球の夏の甲子園の価値、社会的意義というものは変わらずにいると思っている」と語った。
この日、広陵は堀正和校長が甲子園球場の大会本部を訪問し、第107回全国高校野球選手権大会の第9日・津田学園(三重)との2回戦の出場辞退を申し入れた。
広陵は大会直前、1月に発生した暴力事案がSNSで話題に。メディアでも報じられ、出場を巡り批判的な声も起こる中、7日の1回戦で旭川志峯(北北海道)に3-1で勝利していた。
▽広陵を巡る騒動の流れは以下。
1月22日…暴力事案が発生。
8月5日…SNSの情報をもとにメディアが報じたことで、学校側は当時の状況を当時1年生だった部員が部内で複数の上級生から暴行を受けたことを認めた上で、当時聞き取り調査を行い学校側の規則に則った指導を実施したと説明。高野連に報告し、今年3月に高野連から厳重注意を受けていたと公表した。当該部員は転校し、その後、全国高校野球選手権広島大会が行われていた7月に被害届が提出されたことも明らかとなった。
8月6日…広陵が調査結果を含めた詳細な経過を公表。高野連も出場判断に変更なしと発表。
8月7日…旭川志峯戦に3-1で勝利。
8月7日…旭川志峯戦の試合後、高野連と大会本部は別件で被害を訴えている元部員から情報提供があったと発表。広島県高野連を通じて広陵に確認が行われ、訴えのあった内容について「確認できなかった」と回答があったと説明。「第三者委員会を設置し、現在調査中」との報告もあった。
8月8日…広陵が新たに話題となった事案について説明。2023年に野球部の元部員が監督とコーチ、一部の部員から暴力や暴言を受けたとする情報などについて、調査の結果「指摘された事項は確認できませんでした」とした。その上で第三者委員会を設置し、調査中とも説明。
8月10日…2回戦の出場辞退を発表。





