夏の甲子園 広陵の辞退を受け津田学園が不戦勝 大会本部が発表「このような事態になったことは大変残念ですが」
第107回全国高校野球選手権の大会本部は10日、広陵の2回戦辞退を受け、津田学園の不戦勝とすることを発表した。
同本部は「広陵高校から本日10日、出場辞退の申し出があり、大会本部として了承しました。このような事態になったことは大変残念ですが、学校のご判断を受け入れました」と説明。その上で「大会主催者として、日本高等学校野球連盟と朝日新聞社は、暴力やいじめ、理不尽な上下関係の撲滅に向けて、引き続き努力して参ります」とした。
また津田学園の佐川監督は「甲子園に来て3回とも1勝させていただいている。中井先生にはお世話になっていて、甲子園練習の時も中井先生と話し込んでいろんな話させていただいた。抽選会があって中井先生との試合を楽しみにさせていただいていた。楽しみにしていたのが事実」と広陵に敬意。「残念な面と子供達に対して。正直やりたかった気持ちはありますけど次を向くしかないので」とも語った。
続けて、「不戦勝に嬉しい思いはない。辞退の可能性は頭の片隅に持っていた。すぐ切り替えて練習を。子供達も辞退の可能性ありますかと聞いていたこともあって。明日から仕切り直して行くでと。明日は本降りなので宿舎に近いところでウエート中心とした練習」とした。





