夏の甲子園 広陵が「元部員の保護者からの要望を受け」令和5年の案件で第三者委員会を設置し調査 大会本部発表「報告を待って日本高野連が対応を検討」
第107回全国高校野球選手権の大会本部は7日、広陵高校の令和5年に発生した暴力事案について「広島県高野連からは『学校は元部員の保護者からの要望を受け、第三者委員会を設置し、現在調査中』と聞いています」と発表した。
学校側は「本校硬式野球部の元部員が監督とコーチ、一部の部員から令和5年に暴力や暴言を受けたとする情報がSNS上で取り上げられています」と発表。「当該事案につきましては、令和6年3月に本校が元部員から被害の申告を受けたものです。指摘を受けた本校は、関係者から聴取を行い、事実関係の調査を実施しましたが、指摘された事項は確認できませんでした。また元部員から令和7年2月、一般財団法人広島県高等学校野球連盟と公益財団法人日本高等学校野球連盟に情報提供がありました。連絡を受けた本校はさらに部員全員及び職員から聴取を行い、事実関係の調査を実施しましたが、指摘された事項は確認できませんでした」と記した。
「その後、元部員の保護者からの要望に応じ、本校は6月、文部科学省の定めるガイドラインに従って、本校及び関係者と利害関係のない調査委員のみで構成された第三者委員会を設置し、現在調査を進めて頂いております」とつづった。大会本部は「SNS上で流れている新たな情報については、日本高等学校野球連盟にも被害を訴えている元部員から情報提供があり、広島県高等学校野球連盟を通じて、学校に確認したところ、訴えのあった内容について確認できなかったとの報告を受けていました」としていた。
だが第三者委員会による調査中との報告を受けたことで、「第三者委員会の調査結果を受けた学校の報告を待って、日本高野連が対応を検討します」と記した。





