鳥取城北・吉村 姉は過去に式典誘導係 きょうだいで甲子園 「夢に見た場所でできたことがうれしい」
「全国高校野球選手権・1回戦、仙台育英5-0鳥取城北」(6日、甲子園球場)
自らのプレーに姉の姿を重ねた。鳥取城北・吉村太一外野手(3年)は白球を追いながら、きょうだいで受け継がれる聖地との深い縁を感じていた。
甲子園のおひざ元、兵庫県西宮市の出身。姉・咲音さんは市西宮で第100、101回大会開会式で優勝旗やプラカードを持つ「式典誘導係」を務めた。当時、スタンドから姉の行進を見守った吉村は「その姿を見て、ここに来ないといけないと思っていた」と幼心に甲子園の光景を目に焼き付けていた。
時は流れて第107回大会。吉村は、かつて姉が踏みしめた黒土の上で、選手としてプレーした。3打数無安打で初戦突破はならなかったが「大会でいろんな歴史がある中で、いざ甲子園に立つとすごい歓声で。今までの野球場とは違う独特の雰囲気というか素晴らしい場所だなと思った」。
姉は前日、「夢の舞台だから自分らしく楽しんで」と思いを託してくれた。他県での寮生活を励ましてくれる優しい姉。吉村は「野球づくしの日々で、夢に見ていた場所でできたことがうれしい。恩返ししていきたい」と、支えてくれた家族への感謝を口にした。
◆吉村太一(よしむら・たいち)2007年9月20日生まれ、17歳。兵庫県西宮市出身。178センチ、68キロ。右投げ右打ち。外野手。幼稚園年少から軟式野球を始め、学文中時代は東大阪北ボーイズで全国大会、ジャイアンツカップ出場。鳥取城北では2年秋からベンチ入り。





