高校女子野球 福知山成美が11年ぶりV 4番新谷が2安打3打点 高1で他界、天国の父へ吉報届けた
第29回全国高校女子野球選手権の決勝が2日、甲子園球場で行われ、福知山成美が岐阜第一を10-1で破り、2014年以来11年ぶり2度目の優勝を果たした。4番・新谷早琴内野手(3年)が2安打3打点と躍動。亡き父の思いを背負って躍動した。
新谷は満面の笑みで聖地のマウンドに駆け寄った。4点リードの四回2死満塁で中前2点適時打を放つなどチーム最多の3打点を記録して、頂点に導いた。
高1時に父が動脈解離で他界。突然の別れにもくじけなかった。亡くなる直前には退部も考えるほど心が追い込まれ、寮から実家に帰省。「やめたい」と伝えると、父は優しく受け入れ、そっと背中を押してくれた。
兄・樹稀さんは2019年夏の甲子園で優勝した履正社のメンバー。当時小学生だった妹の早琴は、スタンドから履正社の野球を見つめながら「男子野球部がやる場所」と聖地を遠くに感じていたという。21年から決勝が行われるようになって以降初となるチームの全国制覇に主砲として貢献。「高校で女子野球をやりたいという人が増えるように」とさらなる発展を願った。





