牧離脱のDeNA 緊急事態に底力見せた 山崎を攻略 桑原「みんな攻める姿勢の打席が多かった」
「巨人2-7DeNA」(1日、東京ドーム)
緊急事態だからこそ、一致団結が生んだ力はとても大きなものになった。DeNAは2位・巨人との直接対決を前に、主将で4番の牧が上半身のコンディション不良で離脱。訪れた試練に、桑原将志外野手は「牧がいなくなったのもあるかもしれないけど、みんな攻める姿勢の打席が多かった」とうなずく。全員で難敵を攻略した。
2点を追う五回、がむしゃらなプレーが突破口を開いた。先頭の桑原が決死のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取ると打線が奮起。佐野、宮崎で同点として山本の適時二塁打で勝ち越しに成功した。さらにジャクソンも押し出し四球を選び、この回2度目の打席に向かった桑原が適時二塁打でとどめを刺した。
敵地の空気を一変させる猛攻だった。今季4試合で1得点&3敗と苦しめられてきた山崎から6得点は通算でも最多。さらに23年9月以来、2年ぶりの黒星をつけるなど、ついに攻略。牧が不在という緊急事態を乗り越えた。
試合前には宮崎や柴田が「チームが大変な時、変わるチャンス。きっかけになるから」と鼓舞。1本目の適時打を放った佐野も前主将として悔しさを人一倍理解できるからこそ、「牧の思いを背負って試合に出たい」と臨んだ。また決勝打を放った山本も「去年僕がケガした時と同じ顔をしていた」と思いを寄せた。
三浦監督も必死に前を向いた。状態を確認した上でこの日の試合前に抹消を決断したといい、「ここまでずっと頑張ってきた選手。(牧とも)我慢してという話をした」と説明した。空いた穴はそれほど大きく、苦しい。それでも主将離脱という緊急事態で発揮される力がある。全員で乗り越えてみせる。




