DeNA主将・牧不在に決意新た 全員野球で価値ある1勝に山本は「あいつは『すぐ治す』と」会話明かす

 5回、勝ち越し打を放ち、ベンチへ向かって手を上げる山本(撮影・西岡正)
 5回、中前に勝ち越し打を放つ山本(撮影・西岡正)
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 「巨人2-7DeNA」(1日、東京ドーム)

 DeNAが天敵・山崎伊をついに攻略。主将・牧が上半身のコンディション不良で離脱する中、打線が一丸となった。

 試合前練習に参加しなかった牧が上半身のコンディション不良で抹消される非常事態で、この日の2位・巨人との直接対決は始まった。三浦監督が「痛いですけど、いるメンバーでやっていくしかない」と腹を括って臨んだ一戦。選手らも牧の悔しさを理解しているからこそ、一丸となった。

 2点を追う五回に適時打を放って突破口を開いた前主将の佐野は元キャプテンという立場上、牧の抱える悔しさを人一倍理解。「ケガで離脱して試合に出られないっていうのは、試合に出て活躍できなかったよりも、またさらに悔しいというか。戦いに参加できないっていう悔しさっていうのは、僕も経験がありますし。1番悔しいことだなっていうのは、今日の牧の表情とか見ててもすごい伝わってきた。その思いを背負って試合に出たいなと思ってました」と振り返った。

 また勝ち越し適時二塁打を放った山本は「いない間も頑張っておく」と直接伝えたといい、「あいつは『すぐ治す』って言っていた」とやりとりを明かした。それでも「去年僕がケガしたときと同じ顔をしていたので、僕自身もそういう顔だったなって思いますし、ちょっとグッとくるものがありましたけど、うーん。すごく悔しいと思うので、何とか…頑張りたいなと思います」と思いやった。

 一丸でつかんだ価値ある一勝だ。ヒーローインタビューで桑原も「チームにとって牧が抜けるの本当に痛いですけど、ほんとみんなでカバーしていくしかないので。これを機にもっともっと強くなれるように頑張りたいと思います」と宣言。主将が戻ってくるまで、チーム全員で戦い抜く。

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