パ・リーグは面白い セにはない?首位攻防戦に目が釘づけ 「今後も直接対決に注目」と野田浩司氏
「日本ハム4-5ソフトバンク」(31日、エスコンフィールド)
ソフトバンクが僅差で逃げ切り、首位の座を勝率で奪い返した。首位攻防の3連戦はソフトバンクの2勝1敗で終えたが、両チームとも貯金「20」というハイレベルのV争い。デイリースポーツウェブ評論家の野田浩司氏は「最終的には直接対決の結果が明暗を分けるのではないか」とパ・リーグの行方を推理した。
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非常に面白い3連戦だった。両方とも強いとしか言いようがないね。結果としてソフトバンクの勝ち越しで3連戦を終えたが、そのホークス自慢の救援陣を日本ハム打線が打ち込んだという印象が強い。ソフトバンクベンチも“怖さ”を感じたのではないか。
前日の試合では八回、ソフトバンクの藤井が清宮幸に2点三塁打を許して逆転負けを食らい、この日はストッパーの杉山が九回に1点を奪われる逆襲にあった。何とか抑えきったが、危ないところだった。
(この試合、4点をリードされた日本ハムは四回に万波が左翼へ2ラン。五回にソフトバンクがダウンズのソロアーチで引き離しにかかると、その裏、日本ハムは郡司の適時打で追いすがり、九回は杉山から再び郡司の適時打で1点差まで詰め寄った)
藤井も杉山も抜群の出来だった。それを3人で料理されるどころか打ち返してしまうのだから、ハムの打線はしぶとくて強力だ。
日本ハムは投手力もあるが、それ以上の強みは野手の層が厚いところ。前の日からスタメンが3人も4人も代わることがあるのに、まったく力が落ちない。
この3連戦でも野村、郡司、松本剛、万波は先発で出たりベンチスタートだったり。ベンチ入りメンバー全員が先発で使えるというのは本当に大きい。
一方のソフトバンクは近藤が戻ってきているとはいえまだ柳田や今宮、栗原が故障で離脱中。そんな厳しい状況にありながらも、ここまでチームを立て直してきているのは驚異的と言える。彼らが復帰すれば、さらに強くなるのは明白だ。
今後、パ・リーグはどう展開していくのか。2戦目で逆転打を放った清宮幸が“王者であるソフトバンクを倒さない限り優勝はない”というような話をしていたが、確かにそのとおりだと思う。
《7月31日現在でチーム成績は次の通り》
1位=ソフトバンク(55勝35敗4分け。勝率・611)
2位=日本ハム(56勝36敗2分け。同・609)
3位=オリックス(48勝41敗3分け。同・539)
4位=楽天(44勝46敗2分け。同・489)
5位=西武(43勝49敗1分け。同・467)
6位=ロッテ(35勝54敗2分け。同・393)
首位を争う両チームの直接対決は現在ソフトバンクが9勝、日本ハムが7勝。残りが9試合ですね。
お互い下位チームにやられてズルズルというようなことは考えにくいし“夏バテ”もないだろうから、この両者の直接対決の結果次第で明暗が分かれるような気がする。
もちろん目下3位のオリックスにもまだまだチャンスはあるだろうから“変則”の三つ巴かな?
ペナントレースは残り約3分の1。セは貯金の数で阪神だけが飛び抜けているが、パはこの先も面白い首位争いが期待できそう。目が釘づけになるだろうね。





