日本ハム・清宮幸太郎 お祭り男だ2度目MVP 新庄監督も称賛「オールスター選手の仲間入り」
「マイナビオールスターゲーム2025・第2戦、全セ7-10全パ」(24日、横浜スタジアム)
お祭り男の本領発揮だ。豪快な一発を含む3安打2打点で、サヨナラ弾を放った2022年の第1戦以来となるMVP。「取っちゃいましたね。2回出て2回取れるなんてすごいっすよね」。はち切れんばかりの笑みで、日本ハム・清宮幸太郎内野手(26)が声を弾ませた。
初回に左前打、二回に右中間への適時二塁打を放ち、最大の見せ場は四回2死からやってきた。グリフィンの144キロを完璧に捉える右越えソロ。大観衆も見とれる高々とした放物線で中段まで運び「ブリブリ狙ってました」とドヤ顔で胸を張った。
まな弟子の大活躍に、普段は滅多に褒めない新庄監督も降参。「MVPおめでとうございます」と祝福した。ホームランダービー決勝戦では6本で牧に敗れたが、前日準決勝の7本に続いて量産した打撃を「ホームラン競争の時からシーズン中と違う感じ。めちゃくちゃいい。力感がない」と説明。本人にも一発を打つ前に伝えたといい「グラウンドに立っている姿が、オールスター選手の仲間入りをしたようにも見えますね」と絶賛した。
ホームランダービーの優勝は逃したものの、MVPで賞金300万円をゲット。前回は裏方さんにリュックなどを贈った清宮幸は「いい使い方ができれば」と頬を緩ませた。サイクル安打には三塁打が足りず「持ってない」と苦笑したが「最高のオールスターでした」。晴れ晴れとした表情で、満点と言える2度目の夢舞台を終えた。





