球宴新庄劇場!電光サングラスから打者にサイン スクイズ指令も失敗“160万円”新兵器不発でがっくり
「マイナビオールスターゲーム2025・第1戦、全パ5-1全セ」(23日、京セラドーム大阪)
球宴での“新庄劇場”は健在だった。全パのコーチを務める日本ハム・新庄剛志監督が、新たに導入した“電光サングラス”で度肝を抜いた。三塁ベースコーチに就いていた四回。二盗、三盗を立て続けに成功させた周東に近寄って耳打ちした後、装着した巨大サングラスにはなんと赤文字が流れた。「BOSSのサイン スクイズ スクイズ」。1死三塁で若月のスリーバントスクイズはファウルで失敗。新庄監督はうずくまって悔しがった。
1カ月半前に160万円で購入したという代物。「スクイズのサインを出して、周東くんより早く俺スタートきろうと思ってた、自分が。成功してセーフってバタバタバタしようっていう計画だった」と笑って明かした。走者が出なければ披露できない可能性もあっただけに「盛り上がった?それは良かった。1回しか使えんからね、あのメガネは」と喜んだ。
現役最後の06年球宴で披露した、電光掲示ベルトをほうふつとさせる姿。試合前には新庄演出の真骨頂、ガラポン抽選機で打順を決め、選手は大盛り上がりだった。練習では頓宮と周東に打撃を、山本には外野送球を立て続けにアドバイス。頓宮は3ランを放ちMVPで指導に応えた。首脳陣になっても夢舞台でのエンターテイナーぶりは不変。第2戦でもサプライズはあるのか。新庄監督は「それは言えんわ。言ったら面白くない」とニヤリと笑って帰路に就いた。




