幸福の科学学園は8強で敗退、NPB通算30勝のドミンゴ氏息子・エミールが2安打も 「ドラフト待ってます」「日本の野球好きです」
「高校野球栃木大会・準々決勝、作新学院11-1幸福の科学学園」(23日、エイジェックスタジアム)
春夏ともに初の8強入りと勢いに乗っていた幸福の科学学園は、名門・作新学院の前に5回コールド負けで無念の準々決勝敗退となった。
横浜、中日、楽天でNPB通算30勝を挙げたドミンゴ・グスマン氏(50)の息子で、プロ注目のエミール・セラーノ・プレンサ投手(3年)はマルチ安打をマークし一矢報いた。二回先頭の第1打席では、初球を捉え右中間へ抜けていく二塁打。6点を追った四回1死では左前打を放った。続く主将の田中悠太郎内野手(3年)が左前打で続き一、二塁とチャンスを拡大すると、福里翼外野手(3年)が右前適時打を放ち、エミールが二塁から好走塁で生還して1点を返した。
試合を終えスタンドにあいさつした後には、先発した主将の田中を抱き寄せる場面も。「バッティングも、ピッチャーも頑張った。みんなの力出せたから、めっちゃ良かった。ホームランなかったけど、チームの為に打てた」と振り返った。
駒大OBのつながりで同校の特別コーチを務める元中日監督・森繁和氏(70)のサポートを受け1年秋に来日した。今大会の登板はなかったが、投げては最速145キロ、打っては高校通算22本塁打と高いポテンシャルを秘める。
仲間との高校野球生活を振り返り「いつも楽しかった。毎日、毎日、練習楽しくやった。日本の野球好きです」と笑顔。同じドミニカからの留学生であるユニオール・エルイン・ヌニエス・ジャケス捕手(3年)とともに、今秋にプロ志望届を提出する意向を示し「これからは、ちゃんといっぱい自主練やって、ドラフト待ってます。プロになりたいです。プロに入れなかったら、独立リーグとか社会人とかに入りたい」と日本球界で上のステージを目指す。




