「日本ハム５－０広島」（１４日、エスコンフィールド）

　日本ハム・レイエスの一撃が、リプレー検証によって本塁打になった。

　１点リードの三回２死二塁の場面で、左越えに大きな当たり。打球は青くペイントされたフェンス最上部の上の柵に当たってグラウンドにはね返り、最初はボールインプレーの判定で、レイエスは二塁にとどまった。レイエスや新庄監督は、本塁打ではないかとアピール。審判団が自ら検証を行った結果、判定は本塁打となった。

　「エスコンフィールド特別グラウンドルール」の〈４〉では「打球が外野フェンス上部の支柱（青ラインの上の柵）に当たった場合は、プレイングフィールドに跳ね返ってきても本塁打とする」とされている。

　検証を二塁上で待つ間、レイエスは同じドミニカ共和国の広島・モンテロとハグをかわして会話。結果がわかると、ニッコリ笑って脱いでいたヘルメットをかぶり直し、本塁へと向かった。

　これでリーグトップの１４号。レイエスは「第１打席が終わった後、八木コーチと配球を見直して次の打席に向かいました。切り替えて、アグレッシブに打つことができました」とコメントした。