無念の降雨コールドでプロ1号が幻に ロッテ・上田はベンチでズルッと落胆 解説者「かわいそうな気がする」も「必ず本塁打を打てる打者」と激励
「ソフトバンク2(降雨コールド)2ロッテ」(17日、北九州市民球場)
三回終了時に激しい雨のため約1時間の中断があった試合は、六回にロッテが上田希由翔外野手のプロ1号2ランなどで4点を奪い、なおも2死満塁で雨脚が強まって再び中断した。
その後10分以上が経過し山本力球審が試合終了を宣言。六回表に出た上田の本塁打も、ロッテが勝ち越していた4点も幻となった。その瞬間、三塁側ベンチに座って再開を待っていた上田はズルッとして肩を落とし、無念そうな表情を受かべた。
そして場内に「五回を終わってコールドゲームとします」と女性の声でアナウンス。五回裏終了で2-2の引き分けとなり、ロッテファンからは「えーっ」とため息が漏れ、球場が大きくざわめいた。
中継で解説を務めた若菜嘉晴氏は「(六回の)裏までやらないと(表の攻撃は)成立しない」と説明。「初ホームランが取り消しになったのは、ちょっとかわいそうな気がする」と同情したが「必ずホームランを打てるバッターなので。いいバッターですよ」と無念の上田を激励した。上田もベンチで仲間から慰められ、最後は笑顔を見せていた。




