中日・高橋宏 虎完封!無四球126球 約2カ月ぶり3勝目 後半戦へ「いいスタートが切れそう」
「阪神0-6中日」(16日、甲子園球場)
九回2死二塁。中日・高橋宏が126球目に152キロの速球を投げ込み、森下を二ゴロに打ち取った。昨年7月以来の完封を無四球で果たし、勝ち星は約2カ月ぶり。チームを6連勝に導いたエースは「阪神打線は誰一人、気が抜けない選手ばかりだった。丁寧に投げた結果、九回までいけた」と笑みを広げた。
球威、切れともに申し分なく、相手に的を絞らせない。2-0の八回は2死から内野安打を許し、暴投で二進されても落ち着いていた。三回に粘られた末に安打を許していた梅野を、得意の鋭く落ちる球で空振り三振。味方に勢いをつけ、九回の4得点につなげた。
開幕投手を務めた今季は苦しみ、まだ3勝目(8敗)。自身の連敗を5で止め「大事な後半戦に入ってくる。そこに向けていいスタートが切れそう」。リーグ最優秀防御率に輝いた昨季のような自信をにじませた。





