智弁学園 3連覇へ初戦突破 2年前決勝の再戦・高田商を完封 小坂監督「修正が必要なところがたくさん」

 仲間に声援を送る智弁学園のベンチ
 四回二死満塁の好機に打席に立つ智弁学園の杉本真滉投手
 力投する高田商・田宮永遠
3枚

 「高校野球奈良大会・2回戦、智弁学園2-0高田商」(14日、さとやくスタジアム)

 昨夏の甲子園8強で大会3連覇を狙う智弁学園が、初戦屈指の好カードを制した。2年前の決勝の再戦は、高田商に完封リレーで第一関門を突破。先発した杉本真滉投手(2年)は二回2死一、二塁のピンチに中前打を許すも、1年生の太田蓮外野手の好返球で得点を許さず。六回1死満塁でも併殺打に仕留めた。2番手の田中謙心投手(3年)は3回を被安打0の好投だった。

 春の県大会は3回戦で公立の畝傍にコールド負け。小坂将商監督は「春の屈辱を晴らすためにここまでやってきた。五つ勝てば優勝で、まだその一つ目。修正が必要なところがたくさんある」と指摘。五回に適時二塁打を放った近藤大輝外野手(3年)は「1、2年の時は先輩に連れて行ってもらったので、今度は自分がチームを甲子園に連れて行く」と話した。

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