堺東が逆転コールド星 遠征費用稼ぎのためオフはみんなでアルバイト 鈴木監督「社会勉強で親のありがたみを感じるんじゃないですかね」

 「高校野球大阪大会・2回戦、堺東10-3懐風館」(13日、GOSANDO南港野球場)

 “バイト戦士”そろう堺東が、シードの初戦をものにした。二回に先制を許しながら、コツコツと反撃を重ねて逆転での八回コールド勝ち。春季大会で公立校唯一の8強入りしたナインは、ほぼ全員がアルバイト経験を持っている。

 地方大会の上位校や甲子園を狙う球児たちには珍しいが、バイトする目的は例年恒例となっている広島遠征の費用稼ぎ。年末から1月にかけて約10日間だけ解禁され、鈴木昭広監督は「社会勉強で親のありがたみを感じるんじゃないですかね」と副次的な効果も感じている。

 2番手で登板した草野景柊投手(2年)は3回無失点で勝利に貢献。1年の冬は商業施設のフードコートで調理補助を担当したが、この日は打者を“料理”した。「大阪桐蔭ともう一度対戦して倒したい」と春の4強を阻まれた王者との再戦に燃えている。

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