ソフトバンク・近藤 V満弾で通算100号「印象に残るいい一本」 チーム3連勝で2位浮上
「オリックス1-9ソフトバンク」(8日、京セラドーム大阪)
打った直後にガッツポーズした豪快な一発で節目を飾った。ソフトバンク・近藤が三回1死満塁で右翼へ先制アーチを放ち、14年目で通算100本塁打を達成した。満塁弾は日本ハム時代の2014年5月以来で「最高の結果。通過点ではあるが、印象に残るいい一本になった」と、かみしめるようにダイヤモンドを一周した。
左かかとを痛めて途中交代した6月17日の広島戦以来、15試合ぶりの先発出場だった。交流戦後はけがの状態を見ながら代打出場していたが、「4番・指名打者」で復帰した。第2打席でカウント2-2からの5球目、甘く入った134キロの変化球を捉えた。鋭いライナー性の当たりが右翼席中段に飛び込み「久々のスタメンだったのでかなり緊張した。完璧な当たり」と頬を緩めた。八回は適時打と計5打点の活躍で、3連勝に貢献した。
今季は腰のけがで約2カ月間戦列を離れるなど、体調面で苦しんでいる。それでも出場すれば、昨季のリーグ最優秀選手に輝いた31歳の巧打者以上に頼もしい存在はいない。
激しい上位争いを繰り広げるオリックスとの3連戦初戦で快勝し、2位に浮上した。「大事な試合が続いている。体の状態を上げて長打で貢献できれば」と主軸の責任感を口にした。
◆通算100本塁打 ソフトバンク・近藤が8日のオリックス⑩戦(京セラ)の三回にエスピノーザから今季3号満塁本塁打を放って達成。プロ野球311人目。初本塁打は日本ハム時代の14年5月16日のロッテ戦で成瀬から。





