マルティネス“不在”の巨人 「悔しい」大勢で逃げ切り失敗 阿部監督「しょうがないよね」 9日にも自力V消滅
「巨人2-3広島」(6日、東京ドーム)
最後の最後に事態は暗転した。巨人は八回に1点を勝ち越して迎えた九回。阿部監督はマウンドに大勢を送ったが、2安打と死球で1死満塁とされ、菊池に逆転打を浴びて降板。痛い敗戦となった。
阿部監督は「しょうがないよね」とかばった。守護神・マルティネスが3日の阪神戦で大山の打球を足に受けた。5日はベンチ外、この日はベンチ入りしたが「今日も大事を取って。マルティネスはね」と起用する予定はなかったという。
代役を果たせなかった大勢は「九回には特別な思いは持ってましたし、こういう機会が巡ってきてホントにチャンスだったんですけど、こういう結果になってしまったことは悔しい」と振り返った。「取り返しにいくしかないので、次はチームの力になれるようにやりたい」と誓った。
マルティネスについて杉内投手チーフコーチは「今週まではと思って。投げたいって言ってるけど説得して。ケガされたら困るんで」と説明。状態を見ながらだが、週明けには復帰登板する予定。最短で9日にも自力優勝の可能性が消滅するが、勝ちパターンを盤石にして巻き返す。





