大学侍ジャパン 青学大・小田が豪快“一発締め”!ヤクルト2軍に同点2ラン 阪神などが複数人態勢で視察
日米大学野球選手権(8~13日・エスコン、神宮など)に出場する侍ジャパン大学日本代表が4日、神宮球場でヤクルト2軍と練習試合が行い、直前合宿を打ち上げた。「3番・一塁」で出場した今秋ドラフト候補の青学大・小田康一郎内野手(4年・中京)が八回に同点2ラン。チームは合宿中の練習試合を2勝1分けの負けなしで終え、本番へ弾みをつけた。
プロ顔負けの衝撃音が神宮に響いた。どよめきとともに放物線を描いた打球は右翼席へ。小田が豪快な“一発締め”だ。
「つなぐ意識で低いライナー性のヒットを打てればと思っていた。良い角度で上がってくれた」
2点を追う八回1死一塁。ソフトバンクから新加入の育成左腕・佐藤が投じた内角直球を完璧に捉えた。3打数無安打で迎えた打席で、合宿中の練習試合2発目となる同点2ラン。「修正して大会に臨めればと入った打席だったので、良い形で終われて良かった」と充実の表情を浮かべた。
阪神、巨人など各球団が複数人態勢で視察。オリックスの岡崎スカウトは「左投手の肩口の球を一発で仕留めたことは素晴らしい」と評価し、DeNAの稲嶺スカウトは「長打力が魅力で、勝負強さがある」と話した。
試合前練習では、負傷で2軍調整中のヤクルト・村上のフリー打撃を見学する機会に恵まれ「全てにおいてレベルが高い」と声を弾ませた。貴重な経験も糧に、日本の中軸として力を発揮する。
◇小田 康一郎(おだ・こういちろう)2003年8月15日生まれ、21歳。東京八王子市出身。173センチ、85キロ。右投げ左打ち。5歳から八王子リトルで野球を始め、四谷中では八王子シニアに所属。中京では1年夏からベンチ入りし甲子園4強に貢献。青学大では1年春からデビュー。50メートル走6秒2、遠投100メートル。



