日本ハム首位陥落 深刻な得点力不足も新庄監督は前向き 3位までゲーム差なし「パ・リーグは盛り上がる。ま、楽しみましょう」

 「ソフトバンク4-1日本ハム」(3日、みずほペイペイドーム)

 日本ハムは今季2度目の3タテを食らい、5月11日から守ってきた首位の座を明け渡した。首位から3位までゲーム差なし、勝率5厘差の大混戦。ただ、新庄監督に深刻さはない。「明日から開幕戦ですね。第2章。本当の開幕戦。三つ負けたけど、ベンチの雰囲気はキャンキャン言うて。若いチームなので切り替えもできるだろうし、大丈夫」。明るくカラッと言い切った。

 得点力不足にあえぐ打線はこの日も低調。先発の松本晴に14三振を喫し、奪ったのは失策が絡んだ1点のみ。3連戦でわずか2得点、5試合連続2得点以下と浮上のきっかけがつかめない。2試合連続2安打と気を吐いた清宮幸は「耐え時じゃないですか。ずっと1位だった分、今ここで(底が)来て、また次に盛り返す時が来ると思うので」と歯を食いしばった。

 シーズン折り返しで迎えた試練の時。指揮官は「まだまだ優勝経験もない選手たちが成長段階の時期。ここからどういうふうにガンッて成長するか、楽しみな時期でもある」と、俯瞰(ふかん)して現状を捉えた。本当の勝負はまだ先だ。

 経験豊富なソフトバンクとオリックスを相手にも、戦力は引けをとらない自負はある。「面白いでしょ。突き放されることはないかなという感じ。順番が行ったり来たり変わるような展開だと、パ・リーグは盛り上がる。ま、楽しみましょう」と混戦は歓迎。起伏に富んだ道を越えてこそ、9年ぶりの優勝が見えてくる。

 ◆上位3チームがゲーム差なし ソフトバンクが勝ち、日本ハムが敗れたため、パ・リーグは3日終了時点で試合のなかったオリックスを含めた上位3チームが貯金11で並んだ。勝率差で1位オリックス、2位ソフトバンク、3位日本ハムとゲーム差なしの大混戦。近年では2022年9月4日にソフトバンク、西武、オリックスの上位3チームが貯金8で並び、勝率差で1位ソフトバンク、2位西武、3位オリックスとなったケースがある。

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