約2カ月ぶり首位陥落の日本ハム・新庄監督「明日から開幕戦ですね」混戦歓迎「面白いでしょ?」もチームに自信「突き放されることはない」
「ソフトバンク4-1日本ハム」(3日、みずほペイペイドーム)
日本ハムが今季2度目の同一カード3連敗で、5月11日から守っていた首位の座をオリックスに明け渡し、ソフトバンクにも抜かれて3位に転落した。
約2カ月ぶりの首位陥落となったが、試合後、新庄監督は「明日から開幕戦ですね。第2章。本当の開幕戦、スタートで。3つ負けましたけど、ベンチの雰囲気はキャンキャンいうて(笑)。若いチームは切り替えもできるだろうし大丈夫です」と、吹っ切れた表情で語った。
先発の金村は4回7安打3失点で4敗目。直近4試合勝ち星なく、6月22日の中日戦に続き2連敗となった。ここまで3完封でチームをけん引してきた右腕の状態を「よくないね」と指摘し「抹消して、もう3、4日フラフラになるまで走り込んで、何が悪いかとかすべて忘れて、走り込みだけして、走り込んだ後にボールはいかないかもしれないけど、先のことを考えて、なにかきっかけがつかめると思うから。そういうトレーニングの方法をしてもらえたらいいかなというのは伝えました。まっすぐがよくないね。金村くんらしくない。真っすぐがよくないと振らないですからね。まずはキレ」と2軍での再調整を示唆した。
打線はソフトバンク先発の松本晴に7回で14三振を奪われるなど、封じ込まれた。この3連戦わずか2得点に終わったが「まだまだ優勝経験もない選手たちが成長段階の時期。ここからどういうふうにがんっと成長するか楽しみな時期でもある」と、奮起に期待を込めた。
自力のあるソフトバンク、オリックスとの混戦が続きそうな展開となってきたが「いいじゃないですか。面白いでしょ?去年の実力の差をみせつけられたソフトバンクさんだけど、突き放されることはないかなという感じ。順番が行ったり来たり入れ替わるような展開だとパ・リーグは盛り上がる。そういう展開にしていきたい。3つ負けたら、3つ勝ちゃいいんで」と、前を向いた。





