オリックス・宮城 悔し凱旋登板 気合の7回2失点「リード守れる投球したかった」史上初の沖縄出身地元勝利はお預け
「西武2-6オリックス」(2日、沖縄セルラースタジアム那覇)
オリックス・宮城がプロ6年目で初の故郷・沖縄での“凱旋登板”を果たすも、白星は手にできず、沖縄出身投手としては史上初となる地元沖縄での勝利投手にはなれなかった。
前回6月21日のヤクルト戦(神宮)で4回4失点KOで2敗目を喫し、翌日に登録抹消。満を持して中10日での昇格即先発マウンドとなったが、2点リードの六回2死から四球と連打で同点に追いつかれた。111球の力投を見せたものの、7回2失点で交代した。
「序盤から野手の皆さんのプレーに助けてもらいながら、テンポよく投げれることができたと思いますが、勝負どころで少し甘く入ってしまったのを反省しないと。リードを守れるような投球がしたかった」。これで5月21日・ロッテ戦(京セラ)以降、5戦連続で白星なしとなった。
沖縄セルラー・スタジアム那覇は悔しい思い出の球場だ。興南高3年夏の沖縄県大会決勝戦で延長13回229球の完投するも敗退。それ以来のマウンドだった。「沖縄の人を元気にさせる投球ができたら。勝ちがつくのが一番」といつも以上に気合を入れて臨んだ。
NHK-BS放送の中継ではタレントで妹の弥生がゲスト解説で来場。「試合内容はすごい良かったです」との感想を受けた。兄としての意地を見せつけ、チームも延長十回勝利をもぎ取ったが、左腕の“凱旋星”は来季以降に持ち越しとなった。





