ヤクルト 奥川恭伸がまた勝てず…６回２失点と好投も打線が援護できず 中村奨成に逆転２ランを被弾
「広島－ヤクルト」（２日、マツダスタジアム）
ヤクルトの奥川恭伸投手が先発し、６回２失点と粘りの投球を見せたが、またも今季初勝利を逃した。
６月１３日・ロッテ戦以来の１軍先発マウンドとなった奥川。１点の援護をもらって序盤を無失点で立ち上がった。だが三回、１死二塁から中村奨に甘く入ったスライダーを完璧にとらえられた。
左翼席の広告看板に直撃する逆転２ラン。マウンドで思わず表情をゆがめた。それでもしっかりと立ち直った。五回には再び１死二塁で中村奨にストライクを先行させ、最後はフォークで空振り三振。続く矢野も徹底的にアウトローを攻めて連続三振に斬った。
六回も続投した奥川は内山の好プレーもあり、中軸を三者凡退。それでも躍動感を感じさせるピッチングで勝利投手の権利こそ得られなかったが、しっかりとゲームを作った。
奥川は今季の開幕投手を務めながらも、ここまで６試合に先発して０勝３敗。防御率は５・８１と不安定な投球が続き、１、２軍を行き来する状況となっていた。
