日本ハム・北山は2試合連続完投も3敗目「勝っていないので、そこは自分に厳しくやっていきたい」防御率1・15は再びリーグトップ
「ソフトバンク1-0日本ハム」(1日、東京ドーム)
日本ハム・北山が8回6安打1失点の力投も3敗目。ノーヒットノーランまであと2人の快投を見せた前回登板の巨人戦(6月19日)と同じ東京ドームで、2試合連続の完投も及ばなかった。
「調子はあまりよくなくて、自分の思い通りのボールが少なかった」という状態でも、フォークボールを有効に使ってゲームメーク。ただ、六回1死二、三塁から中村晃に許した右犠飛が決勝点となった。
交流戦優勝で勢いに乗るソフトバンクとのカード初戦、相手先発が有原とあって「最初の1点がすごい肝心な要素になるんじゃないかという考えがあった」という。それだけに「先に点をとられたのは、流れを持ってこられなかった」と反省。「今日も完投して1失点で、何とか試合を作れなのは良かった」とプラス面に触れながらも「ただ、勝っていないので。そこは自分に厳しくやっていきたい」と、チームを勝利に導けなかった責任を負った。
規定投球回に再び到達し、防御率1・15もトップに返り咲き。「シーズンが終わった時に全てわかること」としつつ「途中経過として、トレーニングだったり、自分の練習が身になっているというところは一つ評価できる」と受け止めた。
好投続きの右腕を首脳陣も評価。新庄監督は「全然、安心して見ていられます。ただ勝ちがつかなかっただけ」と称賛し、加藤投手コーチも「ボールの力は普通(の出来)。本当に成長しているし、技術のレベルがすごい上がってきたなという感じはしますね」とうなずいた。次回登板には、出場選手登録を抹消せずに向かう見通し。





