ヤクルト 今季11度目の完封負けで借金25 先発アビラが乱調、5回5失点KO

 「ヤクルト0-6阪神」(29日、神宮球場)

 泥沼の最下位にあえぐヤクルトが、首位・阪神に完敗。2試合連続となる今季11度目の完封負けを喫した。借金は今季ワーストを更新する25に膨らんだ。

 先発したアビラが乱調で5回を5安打5失点(自責3)でKOされた。初回、森下にソロを浴びて先制点は献上したが二回から四回まで無安打に抑え、立ち直ったかに見えた。だが0-1の五回に突然崩れた。連打を浴びて無死一、三塁とピンチを招くと坂本に左中間適時二塁打を浴びて2失点目を喫した。

 なおも1死二、三塁から相手ベンチはスクイズを仕掛けてきた。伊藤将が投前に転がしアビラが本塁に悪送球(記録は犠打野選)。ボールがグラウンドを転々とする間に2失点を喫した。この回は一挙4失点。高津監督の我慢も限界に達し五回の攻撃で代打を送られ、降板となった。

 打線は左腕・伊藤将対策としてスタメンに全員右打者を並べるオーダーを組んだが、功を奏さず。伊藤将ら虎投手陣にまた苦しめられた。

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