ヤクルト・高津監督は苦い表情 乱調のアビラに「ストライクが入るようになったのは一歩前進」 11度目零敗には「チャンスらしいチャンスがなかった」

 阪神に連敗し、引き上げる高津監督(撮影・西岡正)
 伊藤将のヒーローインタビューの映像を見ながら引き揚げる高津監督(撮影・西岡正)
 厳しい表情の高津監督(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト0-6阪神」(29日、神宮球場)

 泥沼の最下位にあえぐヤクルトが、首位・阪神に完敗。2試合連続となる今季11度目の完封負けを喫した。借金は今季ワーストを更新する25に膨らんだ。投打で精彩を欠き、試合後の高津臣吾監督は嘆き、苦い表情を浮かべた。

 先発したアビラが乱調で5回を5安打5失点(自責3)でKOされた。指揮官は「ストライクが入るようになったのは一歩前進。どうやって抑えるかというところ」と説明した。

 打線は左腕・伊藤将対策としてスタメンに全員右打者を並べるオーダーを組んだが功を奏さず。伊藤将にわずか2安打に抑えられ、スコアボードに0を9個並べた。「インコースかアウトコースかだいたい、くるところは分かっている。あとは技術勝負。向こうの方が技術が上だった。チャンスらしいチャンスがなかった」と言葉を絞り出した。

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