巨人 大勢のアクシデント乗り越え勝率5割復帰&2位浮上!阿部監督の継投策ズバリ マルティネスが開幕から30試合連続無失点の偉業
「巨人4-0DeNA」(27日、東京ドーム)
巨人は投打がガッチリとかみ合い完封勝利。大勢の緊急降板がありながらも、阿部監督の継投策が流れを呼び勝率を5割に戻した。広島が敗れたため2位に浮上した。
チームに激震が走ったのは八回だ。セットアッパーの大勢が登板。先頭の度会は一塁ゴロに仕留めたが、続く佐野の2球目を投じた後に体の異変を感じて杉内投手コーチとトレーナーがマウンドへ。続投して佐野を四球で歩かせたところで再びコンディショニングの確認でベンチに戻り降板。この緊急事態に登板の5番手・バルドナードが最後は筒香を三振に打ち取った。
先発・山崎は二回2死から梶原に右翼線二塁打を打たれるが後続を抑えて序盤の危機をしのぐと、三回以降は安定した投球を展開した。
1点の先制を受けた七回は2四球を与えて2死一、二塁としたところで降板。2番手の田中瑛が代打の松尾に四球を与えて2死満塁とされるが、3番手・中川が代打・戸柱を三邪飛に打ち取り、執念の継投で得点を許さなかった。
打線はDeNA先発のケイに五回まで2安打に抑えられていた打線は六回に先頭・丸が左前打で出塁も、ケイのけん制に飛び出して盗塁死。流れを失ったかに思えたが、オコエが中越えの三塁打で好機をつくると、続く泉口の左犠飛で先制点を奪った。八回には4番・吉川が貴重な追加点となる2点タイムリーを放ち、増田陸の犠飛でダメ押しした。
山崎は6回2/3を4安打無失点で、5月28日・広島戦(金沢)以来、約1カ月ぶりとなる今季7勝目を挙げた。右腕はお立ち台で「すごい気合が入っていた。勝てて良かったです」と語り、「四球、四球は反省ですけど、次また頑張りたいと思います」と力を込めた。
マルティネスが九回1死一、二塁から登板し、開幕から30試合連続無失点の偉業を達成した。




