慶大が新人戦4連覇、23年夏の甲子園V主将がけん引 清原勝児は先輩たちが「とんぼ」歌う中で打席へ「この経験を生かしてリーグ戦で勝てるように」
「東京六大学野球・新人戦・決勝、慶大1-0明大」(18日、神宮球場)
慶大がフレッシュトーナメント4連覇を飾った。
四回先頭で一宮知樹外野手(1年・八千代松陰)が左中間への二塁打を放つと、その後相手の暴投で先制。先発の鷲見旺宥投手(2年・岐阜)が5回無失点で粘りの投球を見せると、松井喜一投手(2年・慶応)、水野敬太投手(2年・札幌南)も無失点でつなぎ1点を守り切った。
1-0の七回2死では、西武、巨人などで活躍した清原和博氏(57)の次男・勝児内野手(1年・慶応)が、父がスタンドから見守る中、代打で登場。和博氏の現役時代の登場曲だった長渕剛「とんぼ」を先輩たちが歌う中で打席へ入った。この打席は空振り三振に倒れたものの、その後三塁の守備へ就き、九回の2打席目は四球を選んで出塁。「すごいタフな試合だったんですけど、誰かが欠けたら勝てなかったと思う。この経験を生かしてリーグ戦で勝てるように」と力を込めた。
慶応の23年夏の甲子園V主将である大村昊澄(そらと)内野手(2年)が、この新人戦でも主将を務め「連覇のプレッシャーはかかっていたんですけど、結果を残すことができた」と安堵(あんど)の表情で振り返った。





