「心の中に生き続けてもらうしかない」と王貞治氏 3日に長嶋茂雄さん死去 次のスター登場を求む「若い人たちには夢とか思いがなきゃいかん」

 第31回世界少年野球大会・秋田大会(7月30日~8月7日)の記者会見が16日、都内で行われた。主催する世界少年野球推進財団の王貞治理事長(85、プロ野球ソフトバンク球団会長)らが出席した。

 王理事長は、3日に89歳で亡くなった盟友の長嶋茂雄さんについて「存在が大きすぎてどういう言葉で語っても語り尽くせない人」などと改めて話した。

 亡くなって10日以上が過ぎたが「病気をされたということだけだったら回復してということがあるけれど。亡くなってしまうと、もう日にちがたつだけになってしまいますからね」と王理事長。「存在が大きすぎてどういう言葉で語っても語り尽くせない人。あとは心の中に生き続けてもらうしかない」と言葉を紡いだ。

 同時に「我々は長嶋さんと共通の時を過ごせてよかったけど。これから大人になったり世の中に出ていく人たちは、次の長嶋さんみたいな人が出てきてくれてね。そういう人と心を繋ぎ合わせるようなことがないと」と現代を生きる子どもや若者たちへの心配も。「若い人たちには何か夢とか思いがなきゃいかんので。例えば大谷くんとかね。これからもっとすごい人が出てくると思うけど、そう言う人たちと共有しながら生きてってほしい」。長嶋さんのように未来を明るく照らす太陽のような輝きを放つスターの登場を求めた。

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