オリックス 森が人目をはばからず号泣 がん闘病の大阪桐蔭同級生が始球式 お立ち台で「頑張ってください」

 「オリックス8-3巨人」(15日、京セラドーム大阪)

 オリックスが巨人に3連勝した。0-1の五回、同点としなおも1死一、三塁で森が右前へ勝ち越し打。さらに頓宮、西川が適時打を放つなどこの回に一挙5点を奪った。

 頓宮、宗とともにお立ち台に上がった森は「今日は大阪桐蔭のブラスバンドと大翔(ひろと)が来ているので、絶対自分がお立ち台に立つという強い気持ちで臨んだ」とスタンドを見つめ、強い言葉を口にした。

 この試合は「大阪代表バファローズ高校」と銘打たれ、母校の大阪桐蔭ブラスバンド部がゲストで応援歌を演奏。また、同校野球部の同級生で、がんで闘病する福森大翔さんが特別始球式を行った。森は大翔さんのために打席の登場曲を変更。「大翔を少しでも元気づけられるようにと、何かできることがないかというところで、はい。しました」と説明した。その意図について「始球式で…」と説明し始めると、間もなく目頭を押さえて、こらえきれず涙した。「大翔が…、大翔が投げたんですが、僕たちもシーズン最後まで負けないように頑張ります。大翔も頑張ってください」と、流れる涙をぬぐいながら親友にメッセージを送った。

 福森さんもインタビューを聞きながら号泣。終了後は2人で泣きながら肩を組んで記念撮影に応じていた。

 森は大阪桐蔭で最上級生時に主将を務めた。3年春、夏の甲子園には、外野手だった福森さんとともに出場した。

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