ロッテ・中森がプロ初セーブ「いつもと違った新鮮さ」 リリーフカー故障のアクシデントも動じず 吉井監督「どんな場面でも自分の力を出せるピッチャー」
「ロッテ5-4広島」(12日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテが接戦を制し交流戦2カード目の勝ち越し。交流戦成績を4勝4敗の5割とした。
1点リードの九回に、中森が登板。三者凡退に抑えてプロ初セーブを挙げた。「いつもと違った新鮮さというか。九回3人で終われたことでホッとしてる気持ちはありました」と感想を話した。
ブルペンカーに乗らず走ってマウンドに向かった。これは「(ブルペンカーが)ピーピー鳴ってて。最終確認したら動かないってことだったんで、動かないならもう走っていくしかないなと」と明かす。まさかの故障。突然のアクシデントにも動じず、安定したパフォーマンスを披露した。
先発希望ながら、今季はロングリリーフ要員からスタートし、セットアッパーを経て、初めてのクローザーを務めた。かつてクローザーだった西野にアドバイスを求め「練習で投げすぎちゃうっていうのが癖。ずっと長く野球をしていく上で、ずっと投げてたら疲れも溜まってきますし、そこのバランスをしっかり自分の中で作るようにっていうのは言われたので、肝に命じてやってます」と言う。
吉井監督は「中森はどんな場面でもしっかり自分の力を出せるピッチャーなので、プロ初セーブは全然驚かないです」と最大級の評価を送る。中森も「充実した日々が送れていると思います」。課題だったクローザーの座に名乗りを挙げた。




