巨人・坂本 復活アピール 3打点で勝利に貢献 2戦連続適時二塁打 交流戦歴代3位タイ330安打
「ソフトバンク3-7巨人」(11日、みずほペイペイドーム)
復活を印象付ける一撃だった。巨人・坂本勇人内野手が2試合連続の適時二塁打で3打点をマークし、勝利に貢献した。「一振り目で仕留められているのは、絶対いいことだと思う」とうなずいた。
初回に岸田の適時打で1点を先制し、なおも2死満塁の場面。初球を完璧なタイミングで捉え、白球を力強く左中間に運んだ。走者一掃の適時二塁打として二塁ベース上で拳を突き上げ、手をたたいた。「岸田が良い流れを作って回してくれたので、それに乗せてもらいました。追加点になって良かったです」と振り返った。
この日の1本で交流戦通算330安打として、青木宣親(ヤクルト)に並ぶ歴代3位タイとなった。既に名球会入りも果たしているレジェンドだが、開幕から打撃不振にあえぎ2度、2軍落ちした。桑田2軍監督と話をし、打席でリラックスして構えることにも取り組み、効果が出始めている。試してきたフォームについて「ちょっといけるかな、みたいなイメージが出てきたりはしている」と手応えも口にする。ただ1軍復帰してまだ2試合目。試行錯誤は続いている。「投げてくるピッチャーによって、全然変わってくると思うし。まだまだ頑張ります」と言葉に強い力を込める。36歳のベテランが完全復活に向けて必死に歩を進めていく。





