「ＤｅＮＡ４－７日本ハム」（７日、横浜スタジアム）

　「６番・投手」で起用された日本ハムの先発・山崎が見事にバットで新庄監督の期待に応えた。

　３打数ノーヒットで迎えた七回、５番の万波への申告敬遠で１死満塁の場面で登場。ＤｅＮＡ・坂本から右前に運ぶ２点適時打を放った。

　投げては七回までＤｅＮＡ打線を４安打１失点と封じた。八回に度会に３ランを浴びて途中降板となったが、３勝目を挙げた。試合後のヒーローインタビューで山崎は「自分でもちょっと、マウンドで危ないと思っていたので。最後の八回は悔やまれるんですが、何とか勝ったのでよかったです」と苦笑いまじりに自らの投球を振り返った。

　しかしバッティングの話題に変わると表情も一変。「去年に引き続き、新庄監督が６番に置いてくれたので、何とかヒット１本、打点も稼ぎたいなと思っていたので。最後の最後でヒットが出たのでよかったです」と満面の笑み。「６番という打順に置いてもらってたのでシンプルに打ちたいと試合前から思っていたので。打点も稼げたのでよかったです」と話した。

　杉内（当時ソフトバンク）の持つパ・リーグの投手による交流戦記録の５年連続安打がかかっていたが、「そこもしっかりと意識してましたし、来年６年連続打てるように頑張ります。絶対にその記録を抜きます」と早くも来季の交流戦へ向け、意気込んでいた。