日本ハム・伏兵ドラ5山県 プロ1号がV2ラン「野球人生で一番気持ちがいい瞬間」パ最速30勝
「日本ハム5-4阪神」(4日、エスコンフィールド)
伏兵の一発が日本ハムに勝利をもたらした。ドラフト5位ルーキーの山県秀内野手(早大)が、同点の四回2死一塁でプロ初本塁打となる左越えの勝ち越し2ラン。公式戦では小学6年時以来というアーチに「野球人生で一番気持ちがいい瞬間でした」と破顔した。この日は母校・早大が東京六大学リーグで3連覇を達成。「節目の日に打つことができてよかった」と“祝砲”を喜んだ。
守備は一級品。新庄剛志監督は、2日前にタイミングの取り方とポイントを前にするように助言を送っていた。「(早大監督の)小宮山さんも『守備でメシが食える』って言ってましたよ。バッティングの話は1ミリもなかった」と笑いつつ「プロに来て慣れていけば変わっていく選手はたくさんいる」と目を細めた。
試合前のメンバー表交換では、目も合わせなかった前日とは一転して藤川監督と笑顔でグータッチした。「大正解、昨日のフリが。盛り上がってくれたんで」とご機嫌で「でも、かわいい後輩と真剣勝負でいきたかったから」と意図を明かした。30勝にもリーグ一番乗りで到達。「いい戦いをしますよね、タイガースと」と古巣との戦いを楽しみながら、勝ち越しを狙う。




