「ロッテ５－３巨人」（４日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　巨人が長嶋茂雄さん死去後、初の試合で白星を挙げることはできず。これでチームは３連敗となった。

　長嶋氏の訃報が届いた前日は雨天中止となった一戦。球場には半旗が掲げられ、巨人の選手はユニホームの左袖には喪章が付けられ、長嶋氏へ勝利を届けるべく臨んだ。スタンドにも背番号３のユニホームを掲げるファンが多数いた中、先発・井上が序盤からロッテ打線につかまってしまう。

　二回、先頭の山本に右翼席へ運ばれる先制ソロを打たれると、無死一塁となって藤岡にも２ランを被弾。自己ワーストタイとなる１試合２被弾で３点を失った。

　続く三回も１死からの寺地への死球をきっかけに危機を招くと、岡、藤岡に連続適時打を浴びて２点を追加され、試合の主導権を相手に握られてしまった。

　打線もロッテ先発・石川柊の前に沈黙。５点を追う五回は先頭の若林が左中間を破る二塁打で出塁も後続が抑えられ、七回も先頭のヘルナンデスが左前打も、続く丸は二塁への併殺打。八回にロッテの救援陣を攻めてキャベッジの右前２点適時打などで３点を返すが、勝利には届かなかった。