谷佳知氏「長嶋ジャパンは人生の誇りです」女子柔道五輪金メダリスト・亮子夫人と自宅弔問

 国民的スーパースターで「ミスタープロ野球」の愛称で親しまれた巨人・長嶋茂雄(ながしま・しげお)終身名誉監督が3日午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。

 2004年アテネ五輪の長嶋ジャパンメンバーで銅メダル獲得に貢献した谷佳知氏(52)=デイリースポーツ評論家=が、女子柔道の五輪金メダリストの亮子夫人とともに長嶋さんの自宅を弔問した。

 五輪出場を大きく引き寄せた03年11月のアジア予選決勝リーグ、台湾戦。左翼の谷氏が披露したスーパーキャッチはミスターから大絶賛された。「背走して捕ったのを“バスケットキャッチ”と言ってほめてくださって」。長嶋さんは病に倒れ本戦の指揮を執ることはできなかったが「長嶋ジャパンの一員でやれたことは野球人生の誇りですし、いい経験をさせていただいた」と感謝した。

 亮子夫人は元々長嶋さんと長い付き合いがあり、2人の結婚式の際には「2人とも、これからもっと輝いてほしい」と祝辞を贈られた。

 激励を胸にオリックスから巨人にトレード移籍後も活躍を続けた谷氏。「残念で悲しいですが、お会いできて光栄でした。ご冥福をお祈りします」と恩師を悼んだ。

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