長嶋氏から「クセ者」の元木大介氏も沈痛 「第二の親父だと思っている」と悲しみ

 元木大介氏
 長嶋茂雄さんと中畑清氏に手取り足取り指導を受ける元木大介=1991年
長嶋茂雄さん(左)は、フリーバッティングのルーキー元木大介(右)を絶賛。アドバイスを送る=1991年
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 元巨人コーチの元木大介氏が3日、TBS系「ひるおび!」で、この日亡くなった長嶋茂雄氏について「第二の親父だと思っている」と沈痛な表情を浮かべた。元木氏は長嶋氏から「クセ者」のニックネームをつけてもらっていた。

 元木氏は悲しみの知らせを車の中で受けたといい「女房から長嶋さんが亡くなられたと。女房もお世話になったし、仲人もしてくださった」とプライベートでも家族ぐるみでの付き合いが。「現役の時、4人の監督のもとでやらせてもらったが、長嶋さんが一番長くて」と振りかえった。

 一番の思い出を聞かれ「レギュラーじゃなかったのに、開幕の時に僕と清原さんが監督室に呼ばれて。今シーズン2人、頼むぞって。なんで俺なんだろうって」と思っていたという。

 後に、監督付のマネジャーに「俺、レギュラーでもないのに。松井とか由伸を呼んだ方がいいんじゃないか?って言ったら『監督は見てるんだよ。お前らが盛り上げないと勝てないよって。必要だからって』って」と言われたことを振りかえった。

 そして「本当に、いつでも自分だけが思っているだけかもしれないが、第二の親父だと思っている」といい「いろんな物ももらって。他のヤツに言うなよ、ひがむからって。こっそり渡してくれたり…。本当にお世話になった」と悲しみに暮れていた。

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