「ＤｅＮＡ５－２ヤクルト」（３１日、横浜スタジアム）

　泥沼の最下位にあえぐヤクルトが痛恨の４連敗。リーグ最速で３０敗に到達した。借金は今季ワーストを更新する１６に膨らんだ。打線は２得点。これで１１試合連続２得点以下となり、１９６２年・国鉄と１９９３年・巨人の１２試合連続のプロ野球ワースト記録にリーチとなった。

　打線は２点を追う三回無死一、三塁から吉村がバントをし、これが投ゴロ併殺打となる間に１点を取った。四回は２死一、二塁から赤羽が中前適時打を放って２点目を奪って同点とした。同点の七回には２死二、三塁と好機を迎えたが、４番・オスナが二飛に倒れるなど相手投手陣に苦しめられて得点を奪えず。故障で主砲・村上、正遊撃手・長岡らが戦列を離れている中、この日はサンタナ、山田がベンチスタートとなっていた。

　先発した吉村は６回を７安打２失点と好投。六回途中に右手指に異変が起こったとみられるが続投し、踏ん張った。

　２－２の八回、この回から登板した小沢が佐野、牧に２者連続被弾するなどして勝ち越された。