中日 井上監督こん身のリクエストも判定覆らず 直後にベンチを出て球審に確認 スタンド騒然 川越の本塁打性の打球で

 「ヤクルト2-1中日」(27日、神宮球場)

 中日の井上一樹監督が本塁打製の打球を巡ってリクエストを行使するも判定は覆らず。直後に球審に確認する異例のシーンがあった。

 八回、1死一塁から川越が放った打球は右翼ポール際へ飛んだ。しかし審判のジャッジはファウル。これを見て井上監督は苦笑いを浮かべて手を振りながら飛び出し、リクエストを行使。審判団がリプレー検証に入った。

 球場では実際の映像が流れ、中日ファンから大歓声がわき起こった。しかし判定はファウルのまま。これに井上監督はベンチを出て球審に確認。スタンドは一時騒然となり、ベンチに戻った後も怒りをにじませていた。

 この気迫で眠っていた打線が目を覚ました。川越が四球を選んで一、二塁と好機を拡大すると代打・ブライトが左前打に同点タイムリーを放ち、試合を振り出しに戻した。6回1失点と好投した金丸の黒星を消す形になった。

 しかしその裏、勝野が勝ち越し適時打を浴びて連敗。川越の打球が2ランであればというゲームになってしまった。

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