日本ハム“サヨナラ男”郡司 また決めた レイエス申告敬遠に発奮の殊勲打「この野郎と思った」

 「日本ハム2-1ソフトバンク」(21日、エスコンフィールド)

 “大好物”の状況でしっかりと決めた。日本ハムが今季2度目のサヨナラ勝ち。殊勲打はまた郡司裕也捕手だ。4月11日・西武戦での代打サヨナラ弾に続いてヒーローとなり「ゲームで“サヨナラ男”(の能力)が付きそうですね」と、軽口をたたいて笑わせた。

 九回1死満塁。目の前でレイエスが申告敬遠され「一瞬、この野郎と思った」と振り返ったが、実はイニング前の「想定通り」と準備していた。「めちゃくちゃ回ってこいと思っていた」という強い気持ちと冷静な頭で、カウント1-2からの6球目を右前に運んだ。

 ファウルで粘って直球を捉えた一打に、新庄監督も「さすがキャッチャー」とうなった。15日のオリックス戦で34打席ぶりの安打となる決勝適時打を放ってトンネルを脱出していた郡司。「おいしいところを持っていくのはいつものパターン」と、トークのキレとともに勝負強さも戻ってきた。

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