巨人・戸郷 自身ワースト4連敗 昨年ノーノー達成の甲子園でも遠い初勝利 阿部監督「何とか1勝してほしい」 次回中4日

 1回、3点を先制され、ベンチへ戻る戸郷(左)と岸田バッテリー(撮影・田中太一)
 1回、戸郷は泉口の送球を捕球できず失点を許す(打者走者・前川)=撮影・山口登
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 「阪神4-0巨人」(20日、甲子園球場)

 思い出の聖地でも勝利は遠かった。先発は開幕から勝ち星がない巨人エース・戸郷翔征投手。昨年5月24日にノーヒットノーランを達成した甲子園で初勝利を狙ったが、初回から猛虎打線につかまる。1死一塁から森下に先制2ランを被弾。さらに味方失策で3点目を失った。

 戸郷は「初回の本塁打を防いで違う展開にしないといけなかった」と猛省。二回以降は立ち直るも、4回3失点で自身ワーストの4連敗を喫した。それでも阿部監督は「すごく状態は上がっていると思う」と評価した。

 そして「何とか1勝してほしい」とチームの流れを変えるエースの1勝を求めて、戸郷の中4日での25日・ヤクルト戦(東京ド)先発を決めた。「気合を入れて見つめ直していきたい」と話した戸郷。チームと自身の浮沈を懸けた次回登板へ臨む。

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