日本ハム・山崎 8年ぶりプロ2度目完封 新庄監督からDH解除提案も「さすがにまずいと」辞退

 9回、完封での勝利にガッツポーズする山崎(撮影・開出牧)
 7回、3ランを放った水野(左)を迎える新庄監督
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 「ロッテ0-8日本ハム」(16日、ZOZOマリンスタジアム)

 最後までクールにマウンドに立ち続けた。日本ハム・山崎福也投手(32)が122球を投げて7安打無失点。オリックス時代の17年7月10日の日本ハム戦(京セラ)以来、8年ぶりプロ入り2度目の完封勝利。「うれしい気持ちでいっぱいです」と振り返った。

 力感のないフォームから手元で伸びる直球、多彩な変化球でほんろうした。「体全体と、特に指先の力を抜いて投げるのを意識した」と明かす。その効果を「真っすぐがいい力感があった。スイスイ通ったっていうのが良かった」と分析した。

 新庄監督は「もう完璧。完璧でしたね」とたたえた。「腕の振りがよかったですね。真っすぐの腕の振りより、変化球の腕の振りの方が速いようなイメージを持たせるから、(打者は)とんでもないワンバンを振ってしまう」と絶賛した。

 七回に水野の3ランで7点目が入った時だった。新庄監督から話しかけられた。「打つ?」。打撃にも定評があるだけに、DHを解除することを提案されたが「さすがにまずいと思いました」。それでも、その言葉を「楽になりますよね。試合展開もそういう感じなんだなって実感しますし、勝ちに向かってるなって感じました」。完封につながる一言となった。

 首位を走るチームは今季最多の貯金8まで積み上げた。山崎は「まだシーズンは長いんで、こういうピッチングとは言わずに、ゲームメークできるように」。悲願達成へ、貢献し続ける。

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