DeNA 牧V撃で3位浮上「何とか1点取れて良かったです」九回2死ダイビングキャッチで接戦制す
「DeNA1-0阪神」(15日、横浜スタジアム)
主将のバットが虎の子の1点をたたき出した。DeNAは息の詰まる投手戦は八回を迎え、2死一、二塁。牧秀悟内野手は、甘く入ったカットボールを中前にしぶとくはじき返した。これが決勝点となり、チームは4月14日以来の3位に浮上。4月5日以来となる貯金1もマークした。
「なかなかチームを勝たせる一打っていうのを打ってなかったので、何とか1点取れて良かったです」。13日の新潟での延長十二回ドローでは、チャンスで凡退。責任感の強い男は発奮した。この日は、2死走者なしから代打・九鬼が内野安打で出塁。代走・石上も二盗でお膳立てした。途中出場組の貢献に、キャプテンも奮い立った。
守りでも全身全霊のプレーで勝利を引き寄せた。九回2死一、二塁。近本の中前に抜けようかという当たりを横っ跳びでキャッチし二塁で封殺。同期入団の守護神・入江とガッチリ握手を交わした牧は「野手が先発と中継ぎを楽にできるようやっていきたい」と充実の表情を浮かべた。





